fbpx

About Vitra

ヴィトラは、1950年創業のスイスの家具メーカーで、世界的なデザイナーとの密接な協力関係と、技術力を基に、数々の家具を世に送り出してきました。そして、そのデザインの力を通してホーム、オフィス、公共スペースの空間の質の向上に貢献しています。

イサム・ノグチの「コーヒーテーブル」や、ヴァーナー・パントンが手掛けた「パントンチェア」など、皆様も一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。その他にも「チャールズ&レイイームズ」、「ジョージ・ネルソン」、「ヴァーナー・パントン」、「ジャン・プルーヴェ」といった20世紀を代表するデザイナー達の名作の家具の製造・販売をヴィトラは手掛けています。

一方で、現在もなお多くのデザイナー達と豊富な最新作を世に生み出しており、そのデザインは多岐に渡り、単なるメーカーやブランドというより、”ヴィトラとはデザインプロジェクトそのもの”というような唯一無二の魅力を持っています。

Product

Vitraって何?

Vitra(ヴィトラ)は1950年創業のスイスの家具メーカーです。
世界的なデザイナーとの密接な協力関係と人間工学研究、技術力を基礎に、数々のメッセージ性を備えた家具を世に送り出してきました。

Vitraとは単なる「会社」や「メーカー」ではなく、Vitra=「Project」であり、関わる全ての人たちが、単なるビジネスを越える壮大な一つのプロジェクトであると考えています。
ありふれた日々の暮らしが実はもっともっと美しく、楽しく、刺激的になる可能性を秘めていること、そしてデザインこそがそれを気づかせてくれ、さらに向上させてくれるものであることを信じているのです。

プロジェクトヴィトラは、日々の暮らしを豊かにするという目標に向かって、さまざまな分野に対し、多様なアプローチをしています。
製品開発、建築、コレクション、ヴィトラデザインミュージアムの展示、そしてそれらを伝えていくコミュニケーションなど、あらゆる方法を用いながら、革新的なモノづくりに挑戦しています。

プロジェクトヴィトラに最も大きな影響を与え、現在でも尚影響を与え続けている人物は、チャールズ・イームズです。彼はデザインに不可欠な要素として、「必要性の認識」を掲げ、過剰な表現や装飾に対して警鐘を鳴らしました。

デザイナーは自分のこだわりや個性を抑制し、人々や社会の問題解決を使命として勤しまなくてはなりません。とはいえ、最終的に、デザインはデザイナー個々人の経験や思想を反映しており、何を問題と考え、何に基づいてそれを解決するのかは、クリエイティブな彼らにしかできないことです。

ヴィトラでは、デザイナーのことを、“authors”-「著者」と呼んでいます。
ヴィトラは創造的な技術と自分なりの世界観をもった、「著者」ともいえるデザイナーとの協業により新しい製品とコンセプトを生み出しています。

彼らのデザインには、単に奇抜である、先鋭的であるというだけの衝動をはるかに超える強いメッセージが込められています。

Vitraの歴史

●1934年 店舗什器メーカーとして誕生
●1950年 Vitraブランドで創業
フランス語でショーケースを意味する「Vitrine」が由来
●1953年 ニューヨークでイームズのDCWと出会う
創業の原点となる
●1957年 ハーマンミラー社製品のヨーロッパでの製造販売のライセンスの獲得
●1967年 デザイナーと共同で開発に取り組んだ「Panton」量産化に成功
●1976年 オフィス業界に参入  転換期
●1981年 大火災により、建築という側面が加わることになる
Vitra Campusの始まり
●2004年 ホームユース家具をスタート

Vitraキャンパスって?

スイスとドイツの国境沿いの、広大な敷地にある、ヴィトラ キャンパスは、ヴィトラが持つ、建築とデザインの実験の場であり非常にユニークな建築物が集まる場所です。

このヴィトラキャンパスの計画がスタートしたのは、1981年に敷地内の生産工場のほぼ全てが焼失した大火災の直後のことで、当時のCEOロルフ・フェルバウムは、イギリスの建築家ニコラス・グリムショウにその困難な設計を依頼し、わずか半年で工場を立て直すことができたのでした。工期短縮のために用いたプレハブ金属構造を持つ工場が「ヴィトラ・キャンパス」の最初の建築となります。

その後、膨大な家具コレクションを収納・保存するために、1989年ヴィトラ・デザインミュージアムが完成。

それからも、フランク・ゲーリーによって、プロダクションホールやヴィトラ本社、1993年には過去の大火災から得た教訓として、ザハ・ハディト自身にとっても初の建築物となる消防署ができ、また日本人建築家・安藤忠雄の国外初建築物の「セミナーハウス」が竣工したのです。

多くの建築家によって30年以上の歳月をかけ、現在のヴィトラ・キャンパスが形作られていき、世界で活躍する建築家の作品が集合する場所として、今では世界中の建築ファンが数多く訪れる名所として知られています。

Vitraの建築物

ファクトリービルディング/ニコラス・グリムショウ/1981年 ファクトリービルディング/ニコラス・グリムショウ/1983年 バランシングツールズ/クレス・オルデンバーグ&コーシャ・ヴァン・ブリュッゲン/1984年 ヴィトラデザインミュージアム/フランク・ゲーリー/1989年 ヴィトラデザインミュージアムゲート/フランク・ゲーリー/1989年 ファクトリービルディング/フランク・ゲーリー/1989年 カンファレンスパビリオン/安藤忠雄/1993年 ファイヤーステーション/ザハ・ハディド/1993年 ファクトリービルディング/アルヴァロ・シザ/1994年 ドーム/リチャード・バックミンスター・フラー/1975年/2000年 ぺトロールステーション/ジャン・プルーヴェ/1953年/2003年 ヴィトラデザインミュージアムギャラリー/フランク・ゲーリー/2003年 バスストップ/ジャスパー・モリソン/2006年 ヴィトラハウス/ヘルツォーク&ド・ムーロン/2010年 エアストリームキオスク/1968年/2011年 ファクトリービルディング/SANAA/2012年 ディオゲネス/レンゾ・ピアノ/2013年 アルヴァロ・シザ・プロムナード/アルヴァロ・シザ/2014年 ヴィトラスライドタワー/カールステン・ヘラー/2014年 ベルフロム:24ストップス/トビアス・レーベルガ-/2015年/2016年 ヴィトラショウデポ/ヘルツォーク&ド・ムーロン/2016年 デポ・デリ/ヘルツォーク&ド・ムーロン/2016年 ブロックハウス/トーマス・シュッテ/2018年 リングアンドルイゾー/ロナン&エルワン・ブルレック/2018年