こんにちは。
Interior design Venusの山本でございます。
先日、懇意にしている
家具ブランド
「ROCKSTONE」さんの特別展示会へ
行ってきました。
場所は東京国立博物館 庭園内茶室。
椅子の新作発表と聞いていたので、
茶室で椅子の新作発表って
どんな展示会なんだろうと、
とても楽しみに行かせて頂きました。
今回発表された椅子はこちらです。
木花佐久夜意須
(KONOHANASAKUYAISU)
とネーミングされたこの椅子は
極限にまで薄く細く構造が追求されて
世界最軽量が実現されました。
そして、デザインは日本建築のモジュールから
椅子の寸法を割り出しながら、
日本人の体型に合うように、人間工学に基づき
設計されています。
「椅子は最小の建築物」という言葉があるように、
建築と椅子は密接に関係していることを改めて
実感することができました。
ちなみにですが、
日本建築のモジュールを追究すると
黄金比になり、
この椅子も黄金比に基づいて
作られているそうです。
また、この椅子をデザインされた
岩倉秋夫氏が
「自分が欲しい椅子をデザインした。
強度計算をして、できる限り細くして、
無駄を極限まで省いていくと
必然的にこうなった」
と話されていた言葉が印象的で、
デザイナーさんから直接お話を聞くことができたこと、
普段入ることがなかなかできない茶室に
入り、日本の数寄屋建築を直接感じる
ことできるなど、非常に貴重な経験を
させて頂けた今回の展示会はとても
勉強になりました。
この機会に、日本建築についてや、
茶道についてなど、少し勉強してみたくなりました。
実際に自分の目で見て、体感するのって
大切ですね。