一生に一度の家づくり。
新しい暮らしを思い描き、とっても楽しい時ではありますが、しかし、その反面、決めないといけない事もたくさんあるので意外と大変と思われている方も多いかもしれません。
キッチンの形に始まり、収納場所の問題、照明の位置や、窓やコンセントの位置などなど…。


そして、もう一つ大切なことだけど、ほとんどの人が後回しにしてしまうことがあります。


それは実際に暮らしていくのに必要な家具とインテリアのこと。


突然ですが、次の質問にいくつ答えられますか?


Q1. カウチソファを置くのにはリビングの広さがどれくらい必要?
Q2. 両親や友人など、人が集まった時にはどんなテーブルが使いやすい?
Q3. 昼にTVを見るためには、TVを置く場所はどこ?
Q4. 部屋を広く使うための家具の配置は?


これらのことは、案外忘れられがちで、間取りが決まってから家具の配置を考え始める方が多いもの。
その結果、
「入れたいソファが入らない…」
「TVの位置が定まらない…」
「床の色と好みの家具が合わなくて、コーディネイトしにくい。」
ということがしばしば起こります。

ですので、理想としては
家具のことも同時進行で考えられた方がいいのです。

①思い描かれている理想の生活をしっかり打ち合わせをする。
②それをもとに家具とインテリアをある程度最初に決める。
③そのイメージに向かって間取りや内装を考えていく。

そうすることで、やりたかったことや、思い描いていたことが叶う理想の家づくりをすることができるはずです。
これを実践したのが当店の店長。
ここではその話をご紹介したいと思います。

インテリアショップに勤務する彼は、
「こんな家具を使って、こんな暮らしがしたい」が明確にありました。

「ダイニングテーブルは円形テーブルを使いたい。
そして自分が家にいる時は、できるかぎり家族と過ごしたい」と。
その結果、どうだったのでしょうか?
本人に直接聞いてみました。

秋元:
「私は家を建てると決めた時点で、先に家具を決めてから、工務店さんへお伝えし、そして一緒に間取りを考えていきました。」

そして彼が選んだのは円形テーブル。

なぜ、円形を選んだかというと、理由は3つあるといいます。

秋元:
「一つ目は、テーブルは食事をするだけでなく、家族とのコミュニケーションの場でもあるので、円形だと座った時にみんなの顔が見えて、会話がしやすいということ。
二つ目は、お部屋に置いた時に長方形のテーブルに比べて導線をさえぎらないので、動きやすく空間を有効利用できるということ。
そして三つ目は両親や友人が来た時も、大勢でも一緒にテーブルを囲うことができるということ、
これらの理由で円形テーブルを選びました。」


椅子はもう絶対にこれ!

秋元:
「高山ウッドワークのSC3KSC4Kのチェアです。ダイニングの椅子としてだけではなくリビングチェアとしても使える座り心地とデザイン、そして耐久性と軽さを兼ね揃えた素晴らしいチェアになります。
この椅子も絶対に置くと初めから決めておりました。」
ですので最初に椅子とテーブルの位置が決まりました。

そして、テーブルの位置が決まれば、次はソファ配置。


秋元:
「私の場合は、家にいる時間はできるだけ家族と一緒に過ごす時間を共有したいと思い、またリビング空間に子供が大きくなっても集まりたくなるような場所にしたかったので、このようなソファの配置になりました。」

秋元:
「一般的にソファの配置はTVの前に置くことが多いと思うのですが、
これだと、リビングの空間をソファで間仕切ってしまって、テーブル空間と、ソファ空間がそれぞれが別々になってしまいます。」

こんな感じ
↓↓↓↓

秋元:
「私の場合は、ソファをテレビに対して垂直に配置することで、炊事場とダイニング、
リビングと空間に一体感を持たせて、テレビの前に人が集えるように十分なスペースを取り、
空間を広く使えるように、このような配置にしました。」

秋元:
カウチソファ〈ローザ〉です。
座った時の奥行き感と脚元の高さなど、全体のバランスでこのソファを選びました。
1番の気に入っているところは、ゆったりと寛げる奥行きがあるので、足を上げてこの上で胡坐の姿勢をとったり、横になったり自由な体勢をとることが出来るところです。
また、脚のデザインも魅力的で、繊細な脚のフォルムは、見た目のおしゃれ感ももちろん、
ソファを軽快に見せる事ができるので、空間を広く感じさせてくれるなど、トータルでとても気に入っています。」

秋元:
「職業柄というのももちろんありますが、こんな暮らしがしたいというイメージを持っていたこと、
そしてこの家具が欲しいというのがあったので、迷うことも少なく、
それに向かって進んでいくことができました。
その結果、実際に家が出来上がって家具が入った時には、想像していたものよりはるかに良い空間となりましたので、とても満足しております。
家具のサイズ感もそうですが木の素材やファブリックの色などトータルでの組み合わせがぴったりと合っており、今はこの家で暮らしていることが楽しくて仕方ありません。

今でも思いますが、初めに暮らし方を考えてから家づくりに入って良かったと思います。
インテリアとイメージが決まっていたので、内装の床や壁、建具などの素材も選ぶことが出来ましたし、何より予算も上手く配分できましたので、建物、敷地、家具、カーテン、
家電等も要望通りにすることが出来ました。
もし、これから家を検討される方がいらっしゃいましたら、最初の家具・インテリアのイメージを決められてから、間取りなどを決めていくことをお勧めします。
ご相談などございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせ下さいませ。」