今日ご紹介するのはこちら、
岡山県産材のヒノキを使ったダイニングテーブルです!
突然ですが、岡山と言えば!
何を思い浮かべられますでしょうか?
まず出てくるのが、桃太郎にマスカット、桃、
そして倉敷児島のデニムなど。
そして少し、岡山通の方だと千鳥さんとか・・・(笑)
有名なところだとそんな感じですが、
実は、「ひのき」の生産量が日本一なのです!
はい・・・
ちょっとなかなかピンとこない感じかもしれませんね。
私も最近知りました・・・。
この”ひのき”という木は、「ひのき風呂」に「ひのきの床」「ひのきの柱」などと、
住宅の材料としては広く使われている材質ですが、
家具としてはあまり一般の家庭では使われておらず、
使われていても、学校のロッカーや公共施設の本棚、保育園の園児用のテーブルや椅子など、
と限定的なようです。
ということで、せっかく岡山に住み、岡山で暮らし、岡山で商売をさせて頂いている当店としましては、
一般家庭やオフィスなどでも使える、デザインがおしゃれな家具が作れないかと考えました。
そしてできたのが、こちらのひのきの間伐材を使ったテーブルです。
いかがでしょうか。
天板は天然木、そして脚はスチールを使い、モダンスタイルに仕上げました。
注目していただきたいのは、この天板に使った岡山県産のひのきの間伐材です。
間伐材は実は今、エコな材としても注目されている材料なのですが、少し間伐材についてご説明をさせて頂きますと。。。
間伐材を一言で言いますと、
「山を保全するために間引かれた木」
つまりどういうことかと言いますと、山は木が密集しすぎると枝や葉が日光を遮り、
地面まで太陽光がきちんと入らなくなっていくため、土地が痩せ、木も弱り、
根もしっかりと張らなくなっていきます。
その結果、山は二酸化炭素を吸う力が弱くなったり、地滑り土砂崩れがおきやすくなるということになっていき、どんどん山は荒れていきます。
そうならないよう山の森林を管理していくのに、発育の遅い木、極端に曲がった木などは間引かないといけません。
その過程で生まれる間引かれた木が、間伐材ということになります。
山が荒れていく理由としては、山を保全する後継者の問題や輸入材の増加による林業の衰退、
戦後に植林された人工林の増加などが理由としてあげられるのですが、
山の保全という点は、国土の2/3が森林という日本に暮らす私達にとっては現代社会の一つの課題と言われています。
ならばそういう現状を知ってもらうため、少しでも地域の役に立てるように、ということでこちらのテーブルは生まれました。
今の時代において、ゴミを減らそう、とかCO2を削減しようというエコな活動は皆さま意識されていることと思いますが、このように身近に存在する森や木のことについて考える機会というのは少ないのではないでしょうか?
と、えらそうに言っている私も今までそのようなところに目を向けることは滅多になかったのですが、
このテーブルを作るにあたって環境問題についてもより身近なものに感じるようになりました。
また、よろしければ店頭で実物をご覧頂けたらと思います。