こんにちは!スタッフの湯浅です。
先日静岡のオーダー家具を取り扱っているメーカーさんの勉強会がありました。
こちらのメーカーさんの家具は、直線部分が一か所ある円形テーブルなど、一風変わったデザイン? という印象を受けますが、すべて使用するお客様の住空間や動線なども考慮した上で家具を製作して いるからこそ、生みだされたデザインなのです。
「用の美」という言葉がありますが、まさしくそんな感じでしょうか。 実用性を目的に、職人さんが努力を重ねた結果、美しさを宿した「かたち」が生み出される。 現代の暮らしにフィットするものづくり。
ただ、「テーブル」という用途だけではなく、その先に見えるお客様のたいせつな時間と空間。 それを実現するための家具作りをされています。
ところで、みなさまは「ダイニングテーブル」と聞いてまずどんな形のものを想像しますか?
多くの方は長方形のテーブルをイメージされるのではないでしょうか。
当店では、最近円形のテーブルの取り扱いも増えてきたのですが、お客様とお話しする中で 「円形は頭になかった!」「長方形しか考えてなかった」という声を聞くことが多いです。
円卓を扱っている家具屋さんが少ないのも一つかと思いますが、実は円卓にも魅力はいっぱい!
私自身、この度の勉強会で、円卓に準ずるゆるやかな曲線のテーブルの良さを改めて実感致しました。
今回は円卓について私自身が感じる魅力についてご紹介しようと思います。
円卓の魅力①「動線を邪魔しない」
円卓はもしかしたら、長方形に比べてレイアウトのスペースを取るのではと心配される方も多いかもしれませんが、意外と長方形のテーブルに比べて、動線を邪魔しないのです。
例えば、4人掛けテーブルでよく出るW140の長方形のテーブルを置く場合、椅子のだし引きを考えると、80cm程必要になるのと、 テーブルサイドを行き交うスペースを考えて80cm。となると全体として、220×240は最低限必要になります。
一方、円卓の場合、対角線を有効活用できるので、デッドスペースがないんです。
W120もあれば4人座れますので、椅子のだし引きを考えて、80cmとったとしても、対角線上で280cm .
ここで必要となるスペースは…?円卓だとどの方向からでも距離感は同じなので、スペースは正方形です。
(正方形の対角線)=√2×(正方形の一辺)だから、197cm角の正方形分あればいいのですね。
それに長方形の場合片側を壁やカウンターにつけるパターンが多くみられますが、 円卓だと、周りを行き来するのにぐるっと一周できるので、出入りや配膳のために、カニさん歩き をしたりとか笑…する必要もありません!
椅子を使用しないときには、テーブル下にしまえるので、 さらにすっきり!
円卓の魅力②「自由度が高い」
例えば、W140の長方形テーブルに6人座ろうとすると、テーブルサイドに2人座るようになるので、 椅子のだし引きを考えるとさらにスペースが必要になりますし、かなり窮屈な印象です。 円卓ですと、簡易的なスツールなんかを間に入れてしまえば、7人くらいは座ってお使いいただけます。
円卓の魅力③「家族全員の顔を見ながらお食事ができ、コミュニケーションがとりやすい」
例えば、6人掛けテーブルに片側3人横並びだと、隣り合った人とは顔を見合わせることができませんよね。 それに離れた人とは距離感が遠く感じます。
円卓なら、どの位置に座っても距離感が同じで、座っている人全員の顔が見えるのもうれしいところ。
おのずと会話も弾み、明るく楽しい団らんの時間を与えてくれますね。 また、どの位置からでも、料理がとりやすかったりもしますので、「お醤油とって!」「めんどくさいなぁ…」みたいなやりとりもなくなるでしょう(笑)
円卓の魅力④「リビングと調和する」
お部屋の中でも面積を占める家具がダイニングテーブルとソファ。大きさがあるものなので、お部屋の印象を左右する家具でもあります。そんなテーブルが丸い形だと、お部屋全体の印象が優しげでやわらかい印象になりなす。
四角く角ばったものよりも、角が取れて視覚的にも癒されますね。
ひと昔前までは、くつろぐリビングと食事を食べるダイニングは別々といった感じでしたが、最近の価値観として、ダイニングレスという考え方も浸透しつつあります。
ダイニング、居間、という既成概念にとらわれず、広い空間のLDタイプが主流になり、「食べる」と「くつろぐ」という日常行為が分け隔てなく行われる空間の使い方が、今の時代には求められているといえます。 円卓は見た目にもやさしく、くつろげる空間づくりにはぴったりなのではないでしょうか。
円卓の魅力⑤「小さいお子様がいても安心」
私自身、1歳と2歳の娘がいるので、家具の形状はとても気になるのですが、当店にお越しになるお客様も、小さなお子様連れの方がおおくいらっしゃいます。2~3歳の子供さんだと顔の位置がちょうどテーブルの高さくらいになるので、何かのきっかけに角の部分にぶつかってしまうと、あまり考えたくないですが、大けがにつながることも… その点、角がない円形テーブルだと、比較的けがをしにいので、安心してお使いいただけるのではないでしょうか。
…とここまで長々と私の思う円卓の魅力について語ってきましたが、 それでも間取り的に難しい場合があると思います。
その場合にとってもおすすめなのが、先にお話ししました、静岡のメーカーさんのゆるやかな曲線が魅力のテーブルたちなのです。
様々なラインナップで、どのような間取りにも対応できます。
どのようなテーブルを置いたらいいかわからない…そんな方にこそおすすめできる商品がありますので、 是非店頭にてご相談いただけましたら、さらに詳しくお話しさせていただきます。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
皆様のご来店こころよりお待ちしております。