世界で一番有名なチェアと言ってもいいくらい、インテリア雑誌やTVドラマ・TVCMなど、たくさんのシーンで使われているこのチェアは、インテリア好きの方なら一度は見たことがあるのではないでしょうか?
今日は、この多くの人々を魅了し続けるYチェアについて書こう思います。
では、まず最初は
「いつ誰が作ったのか?」
から。
Yチェアは20世紀を代表する世界的にも有名な家具デザイナー、ハンス J. ウェグナーによって、1950年に発表されました。
背もたれの部分が英文字の「Y」となってるので「Yチェア」と言われるようになったそうですが、その他の呼び名としては、「ウィッシュボーンチェア」とか「CH24」とも呼ばれます。
デザインのルーツは、中国の明の時代のチェア、明式のチェアにあると言われています。
ヨーロッパの家具のデザインのルーツが中国にあるって意外な感じがしますね。
さて、それではポイントを見ていきましょう。
まず一つ目のポイントは、やはり何といっても
Yの字に開いた背もたれ部分。
背もたれ部分は、体を預けた時にリラックスできるよう絶妙な傾斜がついているのですが、その背もたれをYの字にすることで、背骨にあたらず、快適なかけ心地が実現されています。
二つ目は
少し高めの肘の高さ
一般的なチェアの肘置きは、テーブルにしまうことができる高さに設定されることが多いのですが、このYチェアのひじの高さは少し高め。
肘置きが高い位置にあると、本を読んだり、コップを持ったりなど、何かをしながら座る時にストレスなく体を支えてくれるので、本当にくつろぐことに適している高さということができます。
三つ目は、
シート部分に貼られたペーパーコード。
Yチェアのシートに張られているのは、ペーパーコードと呼ばれる紙を材料とした家具用の紐。
適度なクッション性を持ち、長く使っていくことで、その人の体に合うように馴染んでいきますので、包み込まれるような座り心地へと経年変化していきます。
また、ペーパーコード自体が自然素材ですので、夏はさらさらとした触り心地で、冬は冷たくなりにくいという特徴があります。
こうしてみてみると、Yチェアの人気はデザイン性だけでなく、快適に使えるという点でも非常に優れているというのが良く分かりますね。
それでは最後にYチェアが持つ豊富なバリエーションについてご紹介致します。
選べる3つの材質
・ビーチ
・オーク
・ウォールナット
選べる4つの仕上げ
・オイル仕上げ
・ソープ仕上げ
・ラッカー仕上げ
・スモークドステイン仕上げ
かなりのバリエーションの用意がありますので、どうぞお好みに応じてあなたのベストパートナーをお探しください。
また、不定期ですが限定のカラーが出ることもありますので、それらも見逃せませんね。
いかがでしたでしょうか?
世界を代表するYチェア。
深く知れば知るほど1脚持っておきたくなりますね!
追伸
◎座面の高さにについて
座面の高さは世界共通規格(EUサイズ)の45㎝となります。
別注にて43㎝への変更もできますので、詳しくは店頭にてお問い合わせください。