■当たり前の仕事を情熱を持って取り組む

家具屋の次男として生まれた私は、幼いときから家具に触れて育ちました。

今では少なくなりましたが、当時はよく売れていたタンスを、配達の前に引出しのすべりをよくするために、蝋を塗る作業をお手伝いさせられたものでした。 この経験から、幼いながらに商品を配達する際には商品の状態を整え、きれいにしてお届けしないといけないという精神を、このとき父から学んだように思います。

家のお手伝いを決して進んでする子ではありませんでしたが、お客様のお宅に家具をお届けした時の達成感と、お届け先のお客様から「ボクお手伝いができてえらいね～」っと言って褒めてもらえることが嬉しかったので配達のお手伝いは好きでした（何より配達にいくと時々、アイスクリームやおやつを頂くこともありそんな時は本当に心の底から喜んでいたのをよく覚えています）。

今、思い返すと古き良き時代の父ちゃん、母ちゃんの昭和の家具屋さんの話ですが、時代がどんなに変わっても地域の皆様に真心を込めてお届けし、お客様にご満足してお使い頂く、そんな当たり前の仕事を情熱を持って取り組んで行っています。