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こんにちは!スタッフの湯浅です。

7月に入り、気分は夏モード!(まだ梅雨ですが…)

この夏はどこのお祭りに行こうかと情報誌を眺めてルンルンしています。

 

7月に入ってから、改めて色の勉強をスタートしました!

もともとカラーコーディネーター2級は取得していたのですが、

次は1級にチャレンジしようと目論んでおります!!

 

よく家具を見に来られたお客様にも、色についてご相談を受けるのですが、

今日は基本的な配色技法についてお話ししようと思います。

 

まずは・・・

◼︎トーンオントーン配色

同一色相〜類似色相を使い、色相に統一感を持たせ、トーンによって変化を与える配色。

効果:統一感を与える配色で、その色の持つイメージも強く伝わります。

 

こちらの写真はトーンオントーンの組み合わせです。

ブラウンはもともとオレンジの明度と彩度をグーンと低くしたもの。

わかりやすく言うと、オレンジ色に黒と水を足したイメージです。

そしてブラウンの明度を上げていくと、このクッションのベージュ系のお色になります。

ブラウンのソファに同色のクッションでシックにまとめるのも良いのですが、

このようにトーンオントーンの組み合わせにすることで、ブラウンの色の持つ

安心感や安らぎという抽象的イメージがより伝わる印象になりますね♪

 

◼︎トーンイントーン配色

同一トーン〜類似トーンを使い、トーンに統一感を持たせ、色相によって変化をつけた配色。

効果:トーンの持つイメージをよりよく表現できます。統一感を与えることができます。

上の写真のソファはダークトーンにあたるお色になるかと思われます。

色相環でいう「青紫色」の明度と彩度を落としたお色ですね。

「ダークトーン」

●色調:純色に黒をまぜてできる澄んだ調子の暗い色調

●トーンのイメージ:暗い、大人っぽい、丈夫な、円熟した

 

同色のネイビーのクッションだけだと、単色なので、紺色の持つ「真面目」「堅実」「高級感」などの印象がございますが、紫色のクッションを加えることで、より円熟した大人っぽい雰囲気が演出できますよね。

 

◼︎コントラスト配色

色相差の大きい対象〜補色色相の配色を指す場合が多い。

 

今回は補色の効果を見るためにホワイトウッドの黄色のソファに補色である紫色のクッションを置いてみました。

いかがでしょう?

好みはあるかと思うのですが・・・

お互いの鮮やかさを強調してくれて、引き立てあうことがわかると思います。

これが補色対比です。反対の色を使うことで空間にダイナミックな動きを感じさせるので、

大胆なイメージも演出できます。

逆にシンプルで、馴染む感じがお好みでしたら、色相差はあまりないほうが良いですね。

 

◼︎コンプレックスカラー配色

Complex(コンプレックス)とは「複雑な」という意味で、色相の自然連鎖を逆の関係にしたような配色を

コンプレックスカラー配色と言います。

 

反対の意味合いで、ナチュラルハーモニーという配色もあるのですが、自然界の色にあるイメージです。

葉っぱをイメージしてもらうと、わかりやすいでしょうか・・・。

太陽の光が当たるところは黄色っぽく、影の部分は青っぽく見えますよね。

私たちの目にはごくごく自然で馴染みのある印象に見える配色です。

 

その逆で、あえて自然の見え方に逆らって、明るい色をより暗く、暗い色をより明るく

配色すると、見慣れない感じで違和感があるけれど、斬新な配色になります。

これがコンプレックスカラー配色と言います。

こんなイメージの配色です。黄色に近い色の明度と彩度を落とし、青に近い色の明度と彩度を上げた感じですね。

お店の展示で見ると、壁面の水色と、ソファのブラウンの関係性がこの配色にあたるかと思います。

斬新な見え方になるため、ファッションなどでもよく用いられている配色です。

とってもおしゃれな印象がしますよね。

 

◼︎ドミナントカラー

ドミナント「支配的な」「優勢な」という意味で、このカラーはここでは「色相」を意味します。

色相に共通性を持たせて多数の色を調和させる方法です。

 

こちらのグリーンのソファ。

同じ「緑」でも鮮やかな緑、鈍い色の緑…と様々なクッションを合わせてみました。

明度、彩度に開きがあるものの、同一色相のため、統一感が出ます。

 

◼︎ドミナントトーン

トーンに統一感を持たせて多数の色を調和させる方法。

 

この写真の絨毯は、様々なお色が配色されているのに、違和感なく非常に調和しています。

なぜかというと、トーンに統一感があるからなんですね。

こちらの絨毯は「ダークグレイッシュトーン」でまとめられているので、

イメージでいうと「シック」「クラシック」「アジアン」な印象ですね。

 

◼︎トーナル配色

ドミナントトーン配色のうち、濁色系トーンでまとめた配色。

アジアンな印象のYOTHAKAのソファですが、濁色系のトーンの様々な色相のクッションを合わせると、

より、エスニックで東洋的な印象になりますね。

 

今日紹介したのは一部ですが、このように色は知れば知るほど奥深い!

なんとなくセンスいいなぁ〜

素敵だなぁ〜と思う色合わせには、理由があるんですね!!

 

お部屋のコーディネートには欠かせないカラーコーディネート♪

いつでもご相談お受けいたします(^ ^)

皆様のご来店、心よりお待ちしております。

 

スタッフ 湯浅有香